ことりの詩

好きなこと、素敵なこと、感動すること、などについて詩います。

おばあちゃん

この世で出逢えた人が
最後(おわり)を告げる鐘を鳴らす

それは痛み苦しむ姿かもしれないし
愛する者たちに
手を握られ
天使に脱皮することかもしれない

これまでの人生は
いかがだっただろうか?
私には
この人生をくれた大元の人だから
とても大切なはずなのに
流行り病を理由に
ずっと会いに来ることが出来なかった

ただ最後になるかもしれない連絡を受け
苦しむ姿だけど
目に焼き付けることが出来たから…
「ありがとう」と握る手から
メッセージ送れたから
本当に最後になっても
その姿見ないよりは
悔いがないと言えるのかもしれない…

おばあちゃん
まだ「さよなら」は言わないよ
痛みと闘うことに
「がんばれ」と最後の最後まで
一緒に生きようね

たくさんの想うことは
おばあちゃんの投げ掛けてくれた微笑み
その声
その言葉

生きてる間
幸せだったらいいなと
今更ながら
そう願う…

大切な人を見送ることは
辛過ぎる
でもその辛さを乗り越える強さを
あなたの為に持ちたい
その痛み
そっと癒やされる日まで
目を閉じて
感じていたい
あなたのお陽さまみたいな
温もりを
「おばあちゃん…」