ことりの詩

好きなこと、素敵なこと、感動すること、などについて詩います。

花かんむり

幼き日
花摘みをした時に覚えた
光の眩しさ

花かんむりを作った時に感じた
ときめきの輪

あの頃から
幾年経っても
忘れずにいる…

毎日は1ページ
毎日ページをめくり
今に辿り着いた

何の心配もない
あの頃の世界には
もういないのかもしれない

それでも
花かんむりを目にしたら
連れ戻されることもある

あの頃とは少し違うときめきと
出逢えた私は
そちらに夢中になっている

花摘みしたり
花かんむりを作るのに夢中だった頃には
知り得なかった幸せを
見つけたよ

私は言葉を紡ぐのが好き

時を経て
ページをめくる中で
だんだんと気付いたこと…

誰かの作った花かんむりは
私を過去にさらったよ

その時に見た光の眩しさというのは
今を示しているのではないかな…

そんなに胸を踊らせて
遠い未来を見ていたのね

今私は幸せだよ
花かんむりはここにある