ことりの詩

好きなこと、素敵なこと、感動すること、などについて詩います。

生きている間
有限の中でだけ
永遠が見える

生きるということは
ほんの少しであったとしても
永遠に触れることなのだ

全てと繋がる術である
宇宙として存在している間
宇宙の意思と同化して
見えないものがある

それが「時間」と「場所」という概念
宇宙である私たちは
地球でしか子供になれず
子供である間は
大人になり何かを卒業することを恐れる…

子供である間しか
永遠を感じられないから…
永遠の一部になれば
自分で自分の顔が見られないように
「生きる」ということが
鏡のような役割りを果たす

私たちの生において
何よりも大切なのは
この生が有限であると知ること

そうでなければ
こんなにも輝かない
偶然生まれて来た者同志
「出逢う」ことが
幸せの奇跡だと知るように

限られた時間の中
宇宙の欠片を持ち寄り私たちは
互いに良い働きをして
助け合いながら
守り続けて行くのだ
この「地球」を

これこそ永遠であって欲しい
人類を乗せた青い地球
輝き続けて
いつまでも
それを守るために
命を繋ぐ

小さな有限を持ち寄って
リレーのように
永遠になろう

小さな命はそのために
人類は人類を助けて生きる

なのに殺し合いが起きるのはなぜ?

一瞬の命を大切に想う気持ちは
感謝でしかないはずだ

感謝を伝える以外
他の人へ出来ることは無いはずだ

生きる一瞬
大切に

愛を伝える以外
言葉は働かない

永遠に生きられない私たちの宿命が
永遠を見る唯一の方法なのだ
 
出逢いから逃れられない悲しみこそは
悲しいながらに最も素敵な
メロディーである

永遠の内に戻る時
見えるだろう
鏡のように
愛したこと
愛されたこと…